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24歳の気まま日記


by rarierurero
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江戸狩野派

この間板橋区立美術館に寄ったら江戸狩野(かのう)派展を開いてたので、日本画でも少し学んでみようかと、チラッと寄ってみました。
ちなみに「江戸狩野派ってなに?」は、平成17年4月23日から7月3日まで開いているそうです(休館日は月曜日で観覧料無料)。

館内は本物の屏風を間近に鑑賞できるスペースもあり、心行くまでゆっくりと鑑賞させていただきました。
屏風の中でも一番のお気に入りは「四季の草花と鳥(旧:四季花鳥図屏風)」で、特に冬の絵が心温まる感じで好き。

江戸狩野派_d0000521_2232191.jpg

狩野探雪(1655~1714年)が描いた絵だそうです。探雪は狩野探幽(狩野派でかなり有名な人らしい)の後妻がもうけた次男で、名前は守定。
それにしても名前が「雪を探す」って何かいいな。

そもそも狩野派って・・・
血縁関係でつながった、狩野家を中心とした絵師の集団で、常に幕府の仕事を行ってきた人たちのことらしい。狩野派の中にも階級があり、奥絵師は将軍に直接お目見えすることができる最高位の家柄。次の階級は表絵師といって、奥絵師を手伝って幕府の仕事にも携わる人たち。さらに町の人たちに絵を教えて生計を立てる町絵師もいたそうです。


西王母(中国で古くから信仰されてきた女性の仙人)
江戸狩野派_d0000521_233193.jpg

狩野常信(1636~1713年)の作品。西王母は長寿の象徴である桃の花を持って描かれるらしい。何か女っぽくって気になる絵。


江戸狩野派_d0000521_23162537.jpg

館内はこんな感じで、絵1つひとつに分かりやすい解説つきでした。
by rarierurero | 2005-05-20 23:21 | my趣味